椎名林檎

「獣ゆく細道」の歌詞解釈のヒントをタモリと有働の「news zero」対談にみる

青い髪と青いサングラスと青い服の寝そべった女性

ある日のこと

姉ちゃん
姉ちゃん
「獣ゆく細道」って歌詞の意味わかんないんだけど

と投げられて私は硬直しました

このよさがわからない・・・・!?

こっちからしたら、わからない人のきもちが、わからない

シロネ
シロネ
ちょっと何言ってるかわからない
(サンドウィッチマン風)

ひょっとしたら「獣ゆく細道」のよさを知らない人が
他にもいたりして?

と思って、
私が思う『「獣ゆく細道」のよさについて』&先日の「news zero」の初回
にあった、タモリさんと有働由美子さんの対談を交えて、歌詞を解説いたします☆

「獣ゆく細道」とは

↑※バンドスコア

椎名林檎さんと宮本浩次さん(エレファントカシマシ)が初共演した作品です

2018年10月にリニューアルされた
日本テレビ系ニュース報道番組「news zero」の
番組の新テーマ曲のために
椎名林檎が詞曲を書き下ろしたものになります

Mステコラボ出演が神回と評判

頭を振るピンクの髪の女性katyandgeorge / Pixabay

私も偶然この回はTVで観たんですが
宮本浩次さんのパフォーマンスのすごさ
椎名林檎さんの静けさ

この「動と静の対比がすごい」と話題に!
「お二人がかっこいい!」
「そして歌詞がいい!」

アカネ
アカネ
と大変評判いいし、私も歌詞大好きなんだけどな・・

タモリさん、「獣ゆく細道」がテーマ曲の報道番組、「news zero」に出演

「テレビについての考え方」をテーマに有働由美子さんと対談

フリーになって「news zero」という
番組をもつことになった有働由美子さんが
自分の今後の方針について
タモリさんに質問するシーンがあって

有働由美子
有働由美子
(今までの仕事とこれからで)何かを変える必要がありますか
タモリ
タモリ
そのままでいいんじゃないですか
変える必要はない

とアドバイス

有働由美子さんがやりたい
これからのニュース番組

 

「(視聴者の)みなさんと一緒になって、ニュースについて考えたい」

と番組初日に思っていることを話しており

「自分は置いておいて、視聴者の方が『なにがわからないのか』
 を考える癖をつけている」

そして、「自分が(していることを)面白いかどうかはわからない」と語っています

相手の目線になり、相手のためにニュースを伝えたい
そこには「自分」がいないので
たしかに「面白いか面白くないか」を
感じたりできる位置にはいません

ニュースは何を伝えるものなのか
自分はどういう番組にしていきたいのか

自分が面白くもないと思っているやり方だけれど
「そうした方がいい」と思って彼女が選択したことについて

タモリさんからのお返事は

タモリ
タモリ
(自分は)自分が面白いと思うからやってる
他人が面白いかどうかはわからない

と、”まずは自分が楽しむこと”を教えていました
また、

タモリ
タモリ
見ている方には悪いんだけど、見ている側に立って何かをやることは、ほとんどないのかもしれないね
自分が面白いからやっている

ともコメント。さらに

タモリ
タモリ
自分が面白いと思うことは視聴者もだいたい面白いのでは
仮にずれていたとしてもいいんじゃないですか

と〆た

注意点としては、タモリさんはTVについて、「『わからない』から面白い」

「わからないことが(TVに)興味をもつきっかけ」

と話しており、

「子供から大人までわかるような番組をつくろうと思ったことはない」と話していました

これは「新世紀エヴァンゲリオン」で社会現象を巻き起こした庵野秀明さんも同じ話をしていました

分かりやすいとそこで終わってしまうんですよね?わかっちゃうから。

わからないと、分かりたいっていう風にその人が動き始めるんですよね。

この、もう、わかりづらいからいいやといかないわかりづらさ。

そこにすごいバランスこだわりますね。

https://ameblo.jp/rancha-rupa-renji-rocha/entry-12403393518.htmlより引用

有働由美子さんのスタイルとは相対的ともいえますが
ただ、有働由美子さんはフリーになって初めて番組をもつことで
数字(視聴率)のプレッシャーもあるので
「ニュース」「報道番組」を意識すると
「わかりやすく伝えるのが自分の務めなのでは」
と思っていらっしゃるような気がします

”視聴者の目線になって視聴者の「何がわからないか」に答えたい”
というのは、「相手の立場・目線に私は立って話してあげてるんですよ」ともとれ、押し付けがましく感じてしまったり
下手すると”上から目線”にみられる危険もあります

タモリさんは対照的に、「見ている側に立って何かをやることはない」
これは自分の考えを相手に押し付けない
「相手はこう思っているはずだ」と決めてかからない
タモリさんの”謙虚さ”の表れともいえます
人の気持ちなんて大体いくら慮っても
まずわからないのが当たり前
タモリさんは自分が面白いと思って、楽しんで行っていることを
受け手(視聴者)がみて、どう捉えるかは受け手自身に任せる
視聴する側も楽しみ方に自発性をもてるような形になっています
どうしても「○○に対する答え・考え方」は
「これですよ」という風に視聴者に渡してしまうと
その瞬間から受け身になってしまって
視聴者の自発性・”自発的に楽しむ気持ち”を失って
しまうという危険もあります
そして一つの物事の受け取り方・考え方にも幅があって、法を守っていれば
その人・その人、それぞれの意見をもってもいいのだと、
結果的にその人を尊重する形にもなっていると思います

タモリさんは対談のときに
「(有働由美子さんは)人を小馬鹿にしたようなところがある」
ともいって有働さんをいじっていました

「一度僕の人生を全否定してほしい」
とも

その後に「男は好きな女からは叱られたい」
と、茶目っ気たっぷりに言ってましたが

これはタモリさん、「小馬鹿発言」は悪意は決してなく
有働さんへの最大のヒントのように感じました

ひらめき(電球)TeroVesalainen / Pixabay

そもそも有働さんは以前NHKの朝の番組をしていて
どちらかというとサバサバ、ズバズバの女王様キャラだったのに
ここにきて民法にきたので・・と路線変更するのはとてももったいない

それを含んでのタモリさんの

一度僕の人生を全否定して欲しい

だと思います
タモリさんの愛のヒントですね

今やNHKの「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が大人気の時代ですよ

元NHKの有働さんも同じ切れ味をもっているのに
引っ込めるなんてもったいない

シロネ
シロネ
今からでも調子がでてきたらいいのに・・・

有働由美子さんが今まで27年間やってきた
やり方を、変える必要はないのかもしれない

 

「news zero」エンディングテーマに「獣ゆく細道」が流れる

稲妻Free-Photos / Pixabay

初回の「news zero」で印象的だったのは
最後に振り返りシーンの中でのタモリさん、
そして有働さんの笑顔と、曲がすごく合っていた
ところです

タモリさんの今回の対談での回答は
まさに「獣道」的なもので
まず自分がTVに出ること・それを通じて
いろんな経験ができることを、楽しんでいる

自然体でいいのではと、そして

「長く続けるコツは頑張らないこと」

と独自な価値観を炸裂させていました

この対談がまさに「獣ゆく細道」な話をしていた

有働さんはNHKから離れ、初めての民法の番組に出るということで
「自分のやり方を変えた方がいいか」とタモリさんに質問を向けてみるも

結局はタモリさんの回答にはついていけなかった感が、対談ではありました

なぜならタモリさんのアドバイスは
「こうした方がいい」のようなものではありませんでした

タモリさんは最初から「変えた方がいいか」の問いに
「そのままでいい」と答えています

答えたことといえば、「自分はこうしてる」という話くらいで
それを「君もこうしたらいい」という風には決して
話しませんでした

言ったのは「一度僕の人生を全否定してほしい」くらいですね(笑)

タモリさんはあくまで
有働さんに、有働さんだけが進んでいける「獣ゆく細道」を勧めています

トンネルに誘い込まれる猫tookapic / Pixabay

慣れない民放にきて不安を感じて、足並み揃えて紛れようとして
またタモリさんによって細道に帰される有働さん
(今のところ足並み揃える方向で番組を続けてるようにみえます)

有働由美子さんには有働由美子さんのやり方が、
タモリさんにはタモリさんのやり方があって

それぞれのやり方があっていい

それは確かに獣にしか通れない程の細道になって行くと思う

終わりに

結局・・・「堂々と獣道(自分の進むと決めた道)を進んだらいいよ、と背中を押してくれている曲」

草原で微笑む少女と猫ThePixelman / Pixabay

だと、私は解釈しています

ひとりひとりの人生に通じる歌だと思うんですよね

タモリさんでいうと、タモリさんが貫いた今の道であるし

「誰も通れない、獣しかいけない程狭い道」とは言い換えれば「自分にしか進めない道」「自分だけが進める可能性がある道」、なのではないかと

タモリさんの勧める「有働由美子さんの女王キャラ復活」
があると今後の「news zero」も面白そう・・☆

「あさイチ」のときはイノッチのレシーブがうますぎた感がありますけれど(笑)
チコちゃん×岡村隆さんの組み合わせのように・・・

まとめ

「視聴者の目線」に立つ努力は素晴らしいと思うし
「自分の面白いと思うこと」も捨てなくていいと思うし
「視聴者の目線(努力)+自分(自然)」っていうのも
バランスのある大人の女性ですしね

本人らしくいるのが一番いいと思う

それを応援してくれてる、「獣ゆく細道」♪

開いた赤い傘
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